アンジュルム concert tour angel and smile 9/24 座間公演に行ってきた話

2022/9/24はアンジュルムの2022年の座間公演だった。ツアーの初日というものは特別な日。コンサートツアーが観客に観測される日である。このコンサートの前後ではSNSの世界を中心にそのツアーを知る人知らない人に分かれる。コンサートの前後ではオタクを取り巻く世界は本当に大きく世界が変わるのである。私はネタバレは嫌いではないが、初日は自分の目で見たい。なぜなら、その世界をいち早く体験したいから、二次情報に汚されずに自分でそのコンサートを体験したから(それはネタバレが嫌いということでは?)。私自身のFC会員ではチケットは当選しなかったが、友人に譲ってもらって座間公演に入った。

実は既に友人ではない人(Twitterで見かけた人)からチケット自体は譲ってもらっていたのだが、当日の朝に友人からダイレクトメッセージを「座間行きません?」という貰ったのでそのチケットを貰って公演に入ったのであった。元々のチケットは知らない人に譲った。

さて、座間というとオタクの中では「名古屋より遠い」「仙台より遠い」という悪評がつきまとう土地であるが(チケットを譲ってくれた友人は「福岡より遠い」と言っていた)、実際遠い。都内から行こうとすると小田急線まで出て、新百合ヶ丘や町田で鈍行に乗り換え、さらに駅から15分歩くという苦行である。1時間半黙って乗っていたら着く名古屋より遠いのは私も概ね同意である。実際、体感では名古屋より遠い。なぜこんな擦られまくった「座間遠い」話をしているのかというと、正直当日は座間まで行くのが非常に面倒だったからである。ツアー初日というのは美味しいことがわかっているのに、ちょっとめんどくさいものである。ツアーが始まってしまえば脳みそがアンジュルム漬けになって数ヶ月酩酊状態になるのであるが、ツアー初日のライブに向かう時というのは、一番シラフに近い状態でもある。クリーンな脳みそ。健全。それにクソ遠い座間という条件が重なるとだるいという気持ちになるのは必然という気がしている。とはいえ楽しみなのはそうなので重い腰をあげて座間へ向かった。

途中で友人からチケットを受け取りに西新宿へ向かったのであるが、そこからふらりと座間へ。その日は前日に発生した台風xx号(番号は忘れた)のせいで東海道新幹線だけでなく高速道路も閉鎖されていたらしい。Twitterは阿鼻叫喚のタイムラインだったが自分にはあまり関係ないので「大変そうだな」ぐらいのテンションで眺めていた。小田急線もある程度台風での遅延リスクが大きい路線らしいが、幸いオンスケの運行状況であった。良かった。ライブ前にコンビニで氷結の500mlを飲んだ。私はライブ前に酒を飲むのが好きである。ライブが楽しくなるから。気持ちいいものと気持ちいいものを掛け合せるともっと気持ちいい理論。最高。普段はもっと飲むのだが、前日に大学時代の友人と大量の酒を飲んでいたので無理だった。ハーモニーホール座間に着いたが、アンジュルムの前の公演がモーニング娘だったからかオタクの味が濃い目でしんどいなーと思った記憶がある。先述の既に所持していたチケットはTwitter経由でギリギリ捌けた。最近は現金の準備がないのでPayPayで払うということが結構あるらしい。それだった。正直現金のほうが嬉しいが(PayPayマネーは日本銀行券の劣化なので)、自治体の高還元のときに利用できるので特に問題ない。友人は女性だったので、入場時にはチェックで捕まった。以前までは譲り主への電話確認が必須だったが、今回は特段その要求はなかった。何かレギュレーションが変わったのだろうか?とにかくその日は無事入場完了した。頂いたチケットは前にも横にもドセンというまぁまぁ良い席。今回から着席は75-80%という収容率。最大6連でオタクが座っている。これは意味があるのでしょうか?事務所さん。まぁいいけど。両サイドにはよく喋る(独り言を)おじさんたち。悪くないライブ体験になりそうな感じがした。ペンライトもっているだけのオタクより、こういうおじさんの方が楽しく盛り上がる傾向があるきがしている。そうやっているうちにライブがスタートした。

冒頭の入場は正直あんまり覚えていない。春ツアーは印象的な1人ずつの入場だったが秋はどうだったかな?これからUpdateを続けていきたい。

まずは1曲目「ハデにやっちゃいな!」。春ツアーからの2連続の登場である。30thシングルの中では一番好きな楽曲だったので嬉しかった。特筆するべきは平山遊季の歌唱だと思う。彼女には楽曲の後半に「黒歴史大歓迎」という歌詞の印象的なパートをもらっているのであるが、このパートはレコーデイングでたいせい氏に「ガナリ歌唱」をすることを要求されて歌唱し、それが制作側に刺さったのであろう。これのおかげで平山遊季にこの歌割りが回ってきたと想像している。

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春ツアーではこのパートはレコーデイング時と同様に「ガナリ歌唱」だったのであるが、今回は非常に透き通った印象の歌唱にアレンジされていた。平山遊季の歌唱としては喉を濁らすような歌唱ではなく、腹からスッと出ていくような歌唱のほうが合うのではないだろうか?このツアーはこのまま行くのだろうか?非常に楽しみ。彼女の進化を見てくのが非常に楽しみ。

続いて2曲目「愛されルート A or B ?」。この楽曲は最愛の推しである笠原桃奈の最後のシングルであり、彼女のフィーチャー曲であった。この曲は正直笠原桃奈にしか歌えないと思っていて、当時の彼女がまとっていたアンニュイな世界観がマッチした楽曲だったとおもっている。「おとなの掟」に通じる素晴らしい歌唱で、ミュージックビデオの白黒のノワール調の世界は彼女の歌唱からインスパイアを受けたのでは?と今でも思っている。ということでこの楽曲は笠原桃奈を感じる曲であり、いまだに現在のアンジュルムメンバーでは乗りこなせてないという印象(非常に)を個人的には思っているのでテンションが下がる曲だったのだが、締めが平山遊季が中心のポジションで終了した。この楽曲自体は春ツアーでやっていたのであるが場位置が異なるな?という印象を受けたのである。これは次の曲への伏線であった。

次の曲、3曲目は「愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間」。この曲も笠原桃奈に関するエピソードが詰まった曲。この楽曲は笠原桃奈にとっての初めてのシングル。これを書いていて気づいたが、彼女に取っての最後のシングルから最初のシングルへ繋がったのね(これに関しては意味はないはず)。さて、この曲は当時12歳だった笠原桃奈に魂を打ち込んで動き出す笠原桃奈が歌唱をするという構成であった。当時の笠原桃奈はメンバーにも人見知りをしていたので表情が少ない(印象)だった。その彼女に生命を吹き込むような演出は印象的かつ、アンジュルムとしてのキャリアのスタートを象徴するような楽曲だったと思う。ここのパートを引き継いだのが平山遊季である。全曲の「愛されルート〜」でセンターポジション終了して、その流れで平山遊季が抱えられ、魂をブチ込まれ、ソロ歌唱をする。

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その構成を引き継いだ。平山遊季は笠原桃奈からの歌割りの多くの受け継いでいるメンバーである。私が一気に平山遊季にハマったのも、笠原桃奈の歌割りをたくさん引き継いでいってくれたから。いまは平山遊季自身を大好きであるが、それはきっかけでもある。「愛のため〜」をこのような形でまた引き継いでくれて本当に嬉しかった。笠原桃奈にとっては非常に特別な曲だったと思うので、平山遊季が引き継いでくれて本当によかった。少し涙腺が緩みながら平山遊季のソロ歌唱を眺めていた。

続いて4曲目は新曲「悔しいわ」。これに関してはあまり正直覚えていない。振りコピが楽しいなという印象がある。平山遊季のパートでうと「実は負けず嫌いでして」が非常に良い。

5, 6, 7曲目「ミステリーナイト!」「マナーモード」「泣けないぜ・・・共感詐欺」は特に感想なし。

多分この辺でMCがあったと思うのだけど、とりあえず平山遊季ちゃんが「前日までボイトレをやっていた」ということを言っていた。彼女は本当に努力家。

8曲目「私の心」。スマイレージのバラード曲でもあるこの曲を竹内、佐々木、上國料、川村の4人がメインで歌唱していた。残りのメンバーはサポートポジション。この構成だったのでメインは4人を見つつたまに平山遊季ちゃんを見ていたが、見るたび目があったのか逸らされるような体験があった。勘違いかもしれないけど。

ここで衣装チェンジがあった。そのため映像が流れた。似て非なるものに関するシュール映像でした。

9曲目からはこのツアーのメインところであるスマイレージ曲含めたシークエンス。ここについては、非常に楽しかったのだが詳細を書いていたら土曜日(鹿児島公演の日)になってしまったので、鹿児島・熊本公演の投稿で詳しく書く。

座間公演は熱い熱量のオタクたちのツイートたちが印象的でした。これからのツアーがたのしみ。

それでは。